E.P.I.C./SPS が大切にすること

1. 特定の流派にとらわれず、Evidenceを重視する。

日本には、個々の先生方が我流で編み出した流派が多々見受けられます。そして、そういった流派の下では、画一的な診断と治療法が求められることが多いようです。

一方、EPIC/SPS では、世界で日々発表される Evidence を共有し、学ぶことを通じて、様々な症状・病態を抱える患者さんを正確に診断する基礎となる知識を習得するとともに、適切な治療を行えることを最大の目的としています。

アメリカ歯周病専門医である主宰の清水が中心となって、最新の Evidence をアップデートしていきます。

2. 理想を押し付けるのではなく、現実的な最善を考える。

受講される先生には、歯周病専門医の方、専門医を目指す方、GPとして幅広く知識と技術を磨きたい方、いろいろな先生がいらっしゃいます。

と同時に、その先生方が日々診ている患者さんのニーズ・主訴も多様化しています。

EPIC/SPS では、個々の先生方の知識・技術レベルを前提として、まずは「正しい診断」を行うこと、そして、いまその先生にとって現実的に選択可能な治療計画を考えること、考える力を身につけることを大切にしています。

3. 否定しないこと。

治療計画に100点=絶対的に正しいことはありません。さらに申し上げれば、Evidence が存在しない未知の分野もたくさんあります。

これは、講師陣の日々の臨床においても同様です。そんな不確実な中で、ある限りの Evidence とこれまで身につけた経験を頼りに日々診断し、治療計画を立てていきます。

100点が存在しないものを否定することはできません。研修会を通じて、受講生にとって足りていない視点をアドバイスし、引き出しを増やすことが私たちの仕事だと思っています。

4. 女性が参加しやすいコミュニティづくり

素朴な観点ですが、女性が参加する研修会・勉強会が少ないように感じます。

EPIC/SPS では、毎期、何人もの女性の先生が参加されています。なるべく和やかな雰囲気で進めて行くこと、懇親会もなるべくフランクで参加しやすく帰りやすい雰囲気にするよう、配慮しています。

5. 机上の空論ではなく、実践できるところまで導く

どんなに一生懸命勉強しても、「実践」し、「患者さんに還元」しなければ意味がありません。

研修会終了後も先生方の症例検討にお付き合いしたり、積極的にフォローしていくことでそれぞれの歯科医院で実際に結果を出せるようサポートしていきます。